ラベルや発送伝票を頻繁に印刷する場合、「インク交換が面倒」「インク代を抑えたい」「発送中のインク切れを避けたい」と感じることがあります。
そのような用途で選択肢になるのが、インクやトナーを使わずに印刷できる感熱式プリンターです。
感熱式プリンターは、熱によって発色する専用の感熱紙を使用して印刷します。
インク交換やトナー交換が不要なため、配送ラベル、商品ラベル、値札、食品表示ラベルなどを継続的に印刷する業務に向いています。
ただし、感熱式プリンターであればどの機種を選んでもよいわけではありません。
プリンターによって、
・対応できるラベルサイズ
・A4用紙かロール紙か
・印刷解像度
・印刷速度
・対応OS
・接続方法
・使用できる用紙
・連続印刷への適性
などが異なります。
この記事では、感熱式プリンターの仕組みやメリット・デメリット、用途に合ったプリンターの選び方について詳しく解説します。
ECサイトやAmazon、フリマアプリなどの商品発送で感熱式プリンターを検討している方も参考にしてください。
感熱式プリンターとは?
感熱式プリンターとは、プリントヘッドから熱を加えることで、専用の感熱紙を発色させて印刷するプリンターです。
「サーマルプリンター」や「ダイレクトサーマルプリンター」と呼ばれることもあります。
一般的なインクジェットプリンターは液体インクを用紙へ吹き付けて印刷し、レーザープリンターはトナーを使用して印刷します。
それに対して感熱式プリンターは、感熱紙そのものを熱で発色させるため、インクやトナーを必要としません。
配送ラベルや商品ラベルなど、比較的短期間使用するラベルとの相性がよい印刷方式です。
感熱式プリンターと熱転写式プリンターの違い
「サーマルプリンター」を探していると、感熱式と熱転写式という2つの印刷方式を目にすることがあります。
どちらも熱を利用して印刷しますが、仕組みは異なります。
感熱式
感熱式は、熱を加えると発色する専用の感熱紙へ直接印刷する方式です。
インクリボンが不要なので、消耗品を少なくできることが大きな特徴です。
配送ラベル、値札、レシート、食品表示など、比較的短期間使用するラベルに適しています。
熱転写式
熱転写式は、インクリボンを熱で溶かし、用紙へ転写して印刷する方式です。
感熱式より消耗品が増えますが、耐久性の高いラベルを作りやすいことが特徴です。
長期間使用する管理ラベルや、熱・紫外線などの影響を受ける場所で使用するラベルには、熱転写式が適する場合があります。
感熱式プリンターのメリット
感熱式プリンターには、一般的なインクジェットプリンターとは異なるメリットがあります。
インクやトナーが不要
感熱式プリンターの大きなメリットは、インクやトナーを使用しないことです。
必要なのは、基本的に対応する感熱紙です。
そのため、
・インクを購入する
・インクを交換する
・予備インクを保管する
・トナーを交換する
といった作業を減らせます。
ラベルを継続的に大量印刷する場合は、印刷作業だけでなく消耗品管理の負担も軽減できます。
インク切れが起こらない
発送業務中にプリンターのインクが切れると、作業を中断しなければなりません。
予備のインクがなければ、新しいインクを購入するまで印刷できないこともあります。
感熱式プリンターにはインク自体がないため、インク切れによる作業停止がありません。
毎日の発送業務でプリンターを使用する場合には、大きなメリットになります。
インクの目詰まりがない
インクジェットプリンターでは、長期間使用しなかった場合などにプリントヘッドの目詰まりが発生することがあります。
感熱式プリンターはインクを使用しないため、インクの乾燥による目詰まりは発生しません。
ただし、感熱式プリンターでもプリントヘッドに汚れや糊などが付着することはあるため、必要に応じた清掃やメンテナンスは必要です。
モノクロラベルの印刷に向いている
配送ラベルや商品管理ラベルでは、写真のようなカラー印刷が必要になるケースは多くありません。
住所、商品名、バーコード、QRコードなどを鮮明に印刷できれば十分な場合が多いため、感熱式プリンターとの相性がよい用途です。
特に、
・発送ラベル
・宛名ラベル
・商品管理ラベル
・バーコードラベル
・値札
・食品表示ラベル
などの印刷に向いています。
ラベル専用プリンターとして運用しやすい
EC事業では、家庭用プリンター1台ですべての印刷を行っているケースがあります。
その場合、
普通紙を印刷
↓
ラベル用紙へ交換
↓
発送ラベルを印刷
↓
再び普通紙へ交換
という作業が発生します。
感熱式プリンターをラベル専用機として設置すれば、
通常のプリンター
→ 納品書、資料、普通紙など
感熱式プリンター
→ 発送ラベル、商品ラベルなど
という使い分けができます。
プリンターを用途別に分けることで、毎回用紙を交換する手間を減らせます。
感熱式プリンターのデメリット
感熱式プリンターにはメリットだけでなく、用途によっては注意すべき点もあります。
購入してから「用途に合わなかった」とならないよう、デメリットも確認しておきましょう。
感熱紙が必要
感熱式プリンターでは、一般的な普通紙ではなく、熱で発色する感熱紙を使用します。
そのため、プリンター本体だけではなく、対応する用紙を継続的に購入する必要があります。
本体価格だけで判断せず、
・用紙1枚あたりの価格
・必要なラベルサイズ
・用紙の入手しやすさ
まで確認しておくことが重要です。
印字が長期間の保存に向かない場合がある
感熱紙は、熱や光などの影響によって時間の経過とともに変色したり、印字が薄くなったりすることがあります。
そのため、
・長期間保管する資産管理ラベル
・屋外で長期間使用するラベル
・高温になる場所で使用するラベル
などでは、感熱式が適さない場合があります。
一方、配送が完了すれば役割を終える発送ラベルなどは、感熱式と相性のよい用途です。
基本的にカラー印刷には向かない
一般的な感熱式プリンターは、モノクロ印刷を中心とした製品です。
商品写真やカラフルな販促物、カラーのロゴなどを印刷したい場合は、インクジェットプリンターなど別の方式を検討する必要があります。
感熱式プリンターは、カラー印刷を目的とするプリンターではなく、文字やコードを効率よく印刷する用途に向いています。
使用できる用紙に制限がある
感熱式プリンターでは、製品ごとに対応できる用紙サイズや用紙形式が異なります。
例えば、
・ロールラベルのみ対応
・特定のラベル幅のみ対応
・専用ラベル紙のみ対応
・A4感熱ラベルに対応
など、機種によって大きな違いがあります。
そのため、最初にプリンターを選び、その後に用途を考えるのではなく、「何を印刷したいのか」を決めてからプリンターを選ぶことが重要です。
感熱式プリンターがおすすめな人
感熱式プリンターは、特に次のような方に向いています。
・発送ラベルを頻繁に印刷する
・ECサイトを運営している
・Amazon FBAを利用している
・クリックポストを頻繁に利用する
・商品管理ラベルを大量に印刷する
・インク代を削減したい
・インク交換の手間を減らしたい
・家庭用プリンターとラベルプリンターを使い分けたい
特に、毎日一定数以上のラベルを印刷する事業者では、感熱式プリンターを導入するメリットを感じやすくなります。
感熱式プリンターがあまり向いていない人
一方、次のような用途では感熱式プリンターが最適とは限りません。
・普通紙を中心に印刷する
・写真を印刷する
・カラー印刷が必要
・長期間保存する表示ラベルを印刷する
・月に数枚しかラベルを印刷しない
ラベルをほとんど印刷しない場合は、新しく専用プリンターを購入するより、現在使用している家庭用プリンターを利用したほうが合理的な場合があります。
感熱式プリンターは「インクジェットプリンターの完全な代替品」ではなく、「ラベル印刷に特化したプリンター」と考えると選びやすくなります。
感熱式プリンターの選び方
感熱式プリンターを購入する際は、次のポイントを確認しましょう。
印刷したいラベルのサイズで選ぶ
最も重要なのは、使用したいラベルサイズに対応しているかどうかです。
感熱式プリンターには、
・小型の商品ラベル向け
・宛名ラベル向け
・配送ラベル向け
・A4ラベル向け
などさまざまな製品があります。
例えばEC事業で、
・商品ラベル
・クリックポスト
・FBA配送ラベル
をすべて印刷したい場合、小型の商品ラベルしか印刷できない機種を購入すると用途が限定されます。
現在だけでなく、今後印刷する可能性があるラベルまで考えて選びましょう。
A4タイプかロールタイプかで選ぶ
感熱式ラベルプリンターでは、用紙の形式にも違いがあります。
代表的なのが、ロールタイプとA4タイプです。
ロールタイプ
ロール状になったラベルをセットし、1枚ずつ連続して印刷する方式です。
配送ラベルなど、同じサイズのラベルを大量に印刷する用途に向いています。
コンパクトな機種も多く、デスク上へ設置しやすいこともメリットです。
一方、対応できるラベル幅やサイズが機種ごとに決まっているため、さまざまな面数のA4ラベルを使いたい場合には向かないことがあります。
A4タイプ
A4サイズの感熱ラベル用紙へ印刷するタイプです。
A4用紙の中を、
・4面
・6面
・24面
・40面
などに分割したラベル用紙を使用できる製品もあります。
商品ラベルから発送ラベルまで複数種類のラベルを1台で印刷したい場合に便利です。
EC事業でさまざまなラベルを使用している場合は、A4対応の感熱式プリンターも選択肢になります。
印刷解像度で選ぶ
プリンターの印刷解像度はdpiという単位で表されます。
ラベル印刷では、文字だけでなくバーコードやQRコードを印刷することがあるため、用途に必要な解像度を確認することが重要です。
一般的な発送ラベルや商品管理ラベルであれば203dpiクラスの機種も選択肢になりますが、小さな文字や細かなコードを印刷する場合は、より高い解像度が適することがあります。
数字だけで判断するのではなく、実際に使用するラベルサイズと印字内容に合わせて選びましょう。
印刷枚数と耐久性で選ぶ
1日に何枚印刷するのかも重要なポイントです。
月に数枚印刷する用途と、毎日数十枚・数百枚を印刷する用途では、プリンターに求められる耐久性が異なります。
業務用として導入する場合は、
・連続印刷を想定しているか
・必要な印刷枚数に対応できるか
・業務用途を想定した製品か
などを確認しましょう。
印刷速度で選ぶ
大量にラベルを印刷する場合は、印刷速度も作業時間に影響します。
ただし、印刷速度が速ければ速いほどよいとは限りません。
印刷するラベルの枚数がそれほど多くない場合は、最高速度よりも、
・印字の安定性
・用紙の使いやすさ
・ラベルサイズへの対応
を優先したほうがよい場合もあります。
対応OSで選ぶ
感熱式プリンターをパソコンへ接続する場合は、使用しているOSへの対応状況を必ず確認してください。
特に、
・Windows
・Mac
のどちらに対応しているか確認しましょう。
現在使用しているパソコンだけでなく、今後入れ替える可能性も考えて選ぶと安心です。
接続方法で選ぶ
プリンターの接続方法には、
・USB
・Wi-Fi
・Bluetooth
・有線LAN
などがあります。
1台のパソコンから固定した場所で印刷するのであれば、USB接続でも十分です。
複数のパソコンから利用したり、プリンターを離れた場所へ設置したりする場合は、ネットワーク接続が便利なことがあります。
必要以上に多機能な製品を選ぶ必要はありません。
実際の作業環境に必要な接続方法を選びましょう。
用紙の価格と入手しやすさで選ぶ
感熱式プリンターではインクやトナーが不要ですが、感熱紙は継続的に購入します。
そのため、本体価格だけでなく、
本体価格+ラベル用紙代
で考えることが重要です。
また、プリンターによっては専用用紙を使用します。
購入前に、
・必要なサイズが用意されているか
・継続して購入できるか
・まとめ買いができるか
なども確認しておきましょう。
サポートと保証で選ぶ
仕事で毎日使用するプリンターの場合、故障時の対応も重要です。
価格だけで選んだ結果、トラブルが発生したときに問い合わせ先が分からないと、発送業務が止まる可能性があります。
業務用として選ぶ場合は、
・日本語のサポートがあるか
・問い合わせ窓口があるか
・保証期間
・故障時の対応方法
なども確認しておきましょう。
用途別|おすすめの感熱式プリンター
感熱式プリンターは、「一番性能が高い製品」を選ぶのではなく、用途に適したタイプを選ぶことが重要です。
配送ラベルだけを印刷したい人
同じサイズの発送ラベルを繰り返し印刷する場合は、ロール式の感熱ラベルプリンターが候補になります。
ロールラベルをセットしたまま運用できるため、配送ラベル専用機として使いやすい方式です。
商品ラベルなど小型ラベルを印刷したい人
商品名、価格、バーコード、食品表示など、小型ラベルを中心に印刷する場合は、小型ラベルに対応した感熱式プリンターが向いています。
使用するラベル幅と必要な解像度を確認して選びましょう。
複数種類のECラベルを1台で印刷したい人
クリックポスト、FBA配送ラベル、商品ラベルなど、サイズが異なる複数のラベルを印刷したい場合は、A4サイズに対応した感熱式プリンターが便利です。
面数の異なるA4ラベル用紙を交換することで、1台を複数用途に使用できます。
持ち運んで使用したい人
倉庫内や店舗内などでプリンターを持ち運びながら使用する場合は、モバイル型の感熱式プリンターが向いています。
バッテリー駆動やBluetooth接続など、使用する場所に適した機能を確認しましょう。
長期間保存するラベルを印刷したい人
長期保存や屋外利用など、ラベル自体の耐久性が重要な場合は、感熱方式ではなく熱転写方式を検討したほうがよい場合があります。
プリンターを選ぶ前に、「印刷後、そのラベルをどのくらいの期間使用するのか」を確認することが重要です。
EC・物販で使う感熱式プリンターならA4対応がおすすめ
Amazonや自社EC、フリマアプリなど複数の販売チャネルを利用している場合、印刷するラベルは1種類とは限りません。
例えば、
・商品管理ラベル
・Amazon FBAの商品ラベル
・Amazon FBAの配送ラベル
・クリックポストの発送ラベル
・宛名ラベル
などがあります。
このような用途では、1種類の配送ラベルだけに対応したプリンターより、面数の異なるA4感熱ラベルを利用できるプリンターのほうが幅広く活用できます。
「今日は商品ラベル」「明日はクリックポスト」といったように、用途に合わせて用紙を変更できるからです。
FBAラベルについて詳しく知りたい方は、「FBAラベルの印刷におすすめのプリンター」の記事もご覧ください。
クリックポストについては、「クリックポストのラベル印刷におすすめのプリンター」で詳しく解説しています。
EC・物販におすすめの感熱式プリンター「Sen」
ECや物販で使用する感熱式プリンターを探している場合は、インクレスプリンターSenも選択肢になります。
Senは、ECセラーのラベル印刷用途を想定したA4対応の感熱式プリンターです。
インクやトナーを使用せず、Sen専用のA4感熱ラベル用紙へ印刷します。
クリックポスト、FBA配送ラベル、商品ラベルなど、複数種類のECラベルを1台で印刷したい方は、商品ページで対応ラベルや仕様を確認できます。
インクが不要
Senは感熱式のため、インクやトナーを使用しません。
ラベル用紙をセットして使用するため、
・インク購入
・インク交換
・インク切れ
・インクの目詰まり
といったインクジェットプリンター特有の作業やトラブルを減らせます。
A4サイズの感熱ラベルに対応
Senは、専用のA4感熱ラベル用紙に対応しています。
主なA4ラベルは、
40面ラベル
商品ラベル・宛名ラベルなど
24面ラベル
商品ラベル・宛名ラベルなど
6面ラベル
Amazon FBA配送ラベルなど
4面ラベル
クリックポスト・Amazon Easy Shipなど
です。
用途ごとに用紙を交換することで、1台を複数のECラベル印刷に利用できます。
WindowsとMacに対応
SenはWindowsとMacに対応しています。
パソコンとはUSBケーブルで接続して使用します。
主な仕様は次のとおりです。
印刷方式:感熱式
解像度:203dpi
印刷速度:25mm/秒
対応OS:Windows / Mac
対応用紙:Sen専用A4ラベル紙
本体サイズ:283mm×134mm×74mm
本体重量:1.2kg
ラベル印刷専用機として使い分けられる
Senは、家庭で写真や書類を印刷するためのプリンターではなく、ECセラーがラベルを継続的に印刷する用途を想定しています。
そのため、
メインプリンター
→ 普通紙、書類など
Sen
→ 発送ラベル、商品ラベルなど
という使い分けができます。
ラベル印刷のたびに家庭用プリンターの用紙を入れ替える必要がなくなるため、毎日の発送作業をシンプルにできます。
Senをおすすめできる人
Senは次のような方に向いています。
・Amazonや自社ECで商品を販売している
・毎日ラベルを印刷している
・FBAラベルを印刷したい
・クリックポストのラベルを印刷したい
・商品管理ラベルを印刷したい
・インク代を削減したい
・インク切れや目詰まりを避けたい
・A4ラベルを用途別に使い分けたい
・家庭用プリンターとは別にラベル専用機を設置したい
これらに複数当てはまる場合は、Senの商品ページで対応ラベルや仕様を確認してみてください。
Senをおすすめしない人
一方、Senは次のような用途には向いていません。
・普通紙を印刷したい
・カラー印刷をしたい
・写真を印刷したい
・スマートフォンから直接印刷することを重視している
・Sen専用用紙以外を自由に使いたい
Senは万能型の家庭用プリンターではありません。
EC業務に必要なラベル印刷へ用途を絞ったプリンターです。
普通紙やカラー印刷は現在使用しているプリンターで行い、ラベル印刷をSenへ分ける使い方に適しています。
感熱式プリンターを購入する前に確認すること
感熱式プリンターを選ぶ際は、
・何を印刷するのか
・必要なラベルサイズは何か
・A4かロール紙か
・1日に何枚印刷するのか
・必要な解像度はどの程度か
・WindowsとMacのどちらを使用するか
・どの接続方法が必要か
・用紙を継続的に購入できるか
・ラベルをどの程度の期間使用するか
・故障時のサポートがあるか
を確認しましょう。
特に重要なのは、プリンター本体を先に選ばないことです。
最初に「どのラベルを印刷したいのか」を決め、そのラベルに対応したプリンターを選ぶほうが失敗を防ぎやすくなります。
感熱式プリンターに関するよくある質問
感熱式プリンターはインクが本当に不要ですか?
はい。
ダイレクトサーマル方式の感熱式プリンターは、熱によって感熱紙を発色させるため、インクやトナーを使用しません。
ただし、対応する感熱紙を購入する必要があります。
感熱式プリンターとサーマルプリンターは同じですか?
「サーマルプリンター」は熱を利用して印刷するプリンターの総称として使われます。
その中には、感熱紙へ直接印刷するダイレクトサーマル方式と、インクリボンを使用する熱転写方式があります。
商品を比較するときは、「サーマル」という名称だけではなく、実際の印刷方式を確認してください。
感熱式プリンターの印字は消えますか?
使用する感熱紙や保管環境によって異なりますが、熱、光、摩擦などの影響を受けて変色したり、印字が薄くなったりする場合があります。
長期間保存するラベルの場合は、使用環境に適した用紙や熱転写方式も検討してください。
感熱式プリンターは普通紙に印刷できますか?
基本的にダイレクトサーマル方式では、熱によって発色する感熱紙が必要です。
普通紙へ印刷する一般的なインクジェットプリンターやレーザープリンターとは仕組みが異なります。
感熱式プリンターはカラー印刷できますか?
一般的な業務用の感熱式ラベルプリンターは、モノクロ印刷を中心としています。
カラーの商品写真や資料を印刷したい場合は、インクジェットプリンターなど別の方式が適しています。
発送ラベルに感熱式プリンターはおすすめですか?
発送ラベルは比較的短期間で役割を終えるため、感熱式プリンターと相性のよい用途の一つです。
インクやトナーも不要なので、発送ラベルを頻繁に印刷するEC事業者にも適しています。
家庭用プリンターがあっても感熱式プリンターは必要ですか?
発送件数が少ない場合は、無理に購入する必要はありません。
月に数枚程度しかラベルを印刷しないのであれば、現在使用している家庭用プリンターを利用したほうが合理的です。
一方、
・毎日発送する
・大量のラベルを印刷する
・用紙交換が面倒
・インク切れを避けたい
・複数種類のECラベルを印刷する
という場合は、感熱式プリンターをラベル専用機として追加するメリットがあります。
まとめ|感熱式プリンターは用途とラベルサイズで選ぶ
感熱式プリンターは、熱によって専用の感熱紙を発色させるプリンターです。
インクやトナーが不要なため、
・インク交換が不要
・インク切れがない
・インクの目詰まりがない
・ラベル専用機として運用しやすい
というメリットがあります。
特に、配送ラベルや商品管理ラベルなどを継続的に印刷するEC・物販事業との相性がよいプリンターです。
ただし、感熱式プリンターならどれでもよいわけではありません。
購入する際は、
・対応ラベルサイズ
・A4またはロール紙
・印刷解像度
・印刷枚数
・印刷速度
・対応OS
・接続方法
・用紙価格
・サポート体制
を確認しましょう。
また、長期間保存するラベルや、屋外・高温環境で使用するラベルでは、熱転写式など別の方式が適する場合もあります。
EC・物販で、
・FBAラベル
・クリックポスト
・商品ラベル
・宛名ラベル
など複数種類のラベルを印刷したい場合は、A4サイズに対応した感熱式プリンターが便利です。
インクレスプリンターSenは、インクやトナーを使用せず、4面・6面・24面・40面などの専用A4感熱ラベルを用途に応じて使い分けられます。
家庭用プリンターでのラベル印刷に手間やコストを感じている場合は、ラベル印刷専用機としてSenを検討してみてください。

