Category Archive : 震災支援

台風19号の災害支援につきまして

この度の台風19号により、被害に遭われているすべての方へお見舞い申し上げます。

プライスターでは、今までに大きな自然災害があったときには被災地域にお住まいのユーザー様へ月額料金の無償化を実施して参りました。

 

これまでの支援対応一覧

2016年4月
熊本での地震被害 3ヶ月間分ご利用料金無償化

2018年8月
西日本豪雨災害 2ヶ月間分ご利用料金無償化

2018年9月
北海道での地震被害 2ヶ月分ご利用料金無償化

2019年6月
新潟での地震被害 1ヶ月分ご利用料金無償化

2019年7月
福岡県と佐賀県での豪雨災害 1ヶ月分ご利用料金無償化

2019年9月
千葉県での台風被害 1ヶ月分ご利用料金無償化

 

これまでは、「どの災害に対して支援を行うのか」や「どの地域に対して対応をするのか」は各運送会社様の営業の停止/遅延の状況や災害救助法の適用地域をもとに判断を行なって参りましたが、今後は被災状況をご申告いただくことで、ご申告いただいた状況に応じての月額料金の無償化やAmazonギフト券でのお見舞金の送付を行いたく思います。

つきましては、台風19号の被害におきましても下記のページより、お住いの地域やご状況をお知らせいただけますと幸いです。

 

 

また、これまでの支援の方法から申告制に変更した理由は3つございます。

 

困っている方へ適切な支援を行うため

災害救助法の適用の地域のなかでも、実際に被災している地域はとても限定されていたり、居住環境によっても状況がかなり変化いたします。

たとえば水害の際には、同じ地域同じ建物にお住まいでも1階では被害があり上階では被害がない、といった状況も起こり得ます。

そのため、申告制にすることで本当にお困りの方へ適切な支援を届けることができ、また、すべての方へ一律した対応ではなく、被災の状況に応じて月額料金の無償期間を設定したり、Amazonギフト券でのお見舞金を送付するなどの対応を行いたく思います。

 

正確な情報を集め、発信するため

大きな自然災害があった際にはテレビやネット上から様々な情報を収集できますが、報道では情報が限定されていたり、ネット上では情報の正確性に欠けることがあります。

一番に正確な情報は、実際に被害に遭われている方の「声」だと思いますので、ご申告いただいた情報をもとに様々なことを判断したり、集まった「声」を正確な情報として発信していきたいと考えております。

 

これからもずっと支援を続けるため

わたしたちは、ただ、価格改定ツールを運営するのではなく、さまざまなかたちでユーザー様へ還元を行い、そして企業として社会へ貢献をしたいと考えております。

そのような思いから、災害地域にお住まいのユーザー様への月額料金の無償化対応や、西日本豪雨災害のあった広島県呉市へ支援金を直接届ける活動なども行なって参りましたが、一方で自然災害の頻度は年々増しており、「思い」だけでは一企業として行える対応の限界も感じております。

そこで、どのようにすれば継続的に支援を続ける仕組みを作ることができるのかを考えた結果、申告制とすることを決断しました。

被災状況をご申告いただくことはユーザー様への負担となりうるとも考えましたが、正確な情報の収集と発信を行なっていくことや行える限りの適切な支援を継続させるための決断であることをご理解いただけますと幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今後ともどうぞプライスターをよろしくお願いいたします。

プライスターの災害支援についての想い

わたしたちは2018年8月6日、広島県呉市の天応地区にいました。

雲ひとつない晴れた青空と深い緑が美しい山々が広がる海沿いの街は風が吹き抜けるたびに下水の匂いが立ち込め土埃が舞い上がり、ボロボロに損壊した車がいくつも道端に転がっていて、たくさんの家が泥に埋もれ、窓が割れ、瓦が剥がれ落ち、破壊されていました。

その頃には、わたしたちの暮らす関東では西日本豪雨災害のニュースはもうほとんど聞かなくなり、現場に立ち入るまでは目の前に広がっている光景を想像すら出来ておらず、豪雨によって天応地区と広島県とそして西日本の各地で同じような状態に陥っている街がたくさんあることを初めて知ったのです。

そして、「きっと自分の身には起こらないだろう」と無責任に考えていた自分にゾッとするほど、自然災害は突然に、誰に対しても、容赦なく猛威を振るうということも初めて実感したのです。

広島県呉市に訪れることになったきっかけは、支援金を現地へ直接届けるためでした。

2018年7月、
西日本の各地で豪雨災害が発生していることをニュースで知ったとき、なにか出来ることはないかと考え、水や食料などの物資を送ったのですが、運搬経路が遮断されており物が届くまでには日数を要し、また、何が必要なのかもテレビの報道からは分からず、ネット上の情報も不確かで「支援をしたい」という気持ちだけが空回りしていました。

そんなときに広島県に住む方から現場の今の状況や必要な物資の話を直接伺う事ができ、「送金をして現地の方に必要な物を購入していただく」という方法が一番の支援になると知り、すぐに送金を行うとともに、得た最新の情報をSNSで共有したり、支援の呼びかけを行いました。

その結果、約105万円もの支援金を集めることができ、集めた支援金は送金と手渡しのふたつの方法で呉市の方々へ届けることとなったのです。

すぐに送金を行うことでスピード感ある支援と、手渡しすることでの無駄のない着実な支援を行うことができました。

そして、建物内に2mの土砂が流れ込んだ幼稚園も、1年でこのように復興を遂げています。


(2018年8月6日)


(2019年7月7日)

土埃に埋まり、酷い状態の車がたくさん並んでいた道路も、とてもきれいなりました。


(2018年8月6日)


(2019年7月7日)

これらの経験からわたしたちは、

  • 正確かつ最新の情報を集めること
  • 現地の方が本当に必要としている支援を行うこと
  • 支援を継続させていくこと

以上の3つが、自然災害に対してとても大切なのだと学びました。

正確かつ最新の情報を集めるにはまず現地の方の「声」を集めることが一番で、それらに耳を傾けることで「本当に必要なものを本当に必要としている方へ届ける」ことができます。

そして、西日本豪雨災害への支援では、賛同してくださった方々の力を継続的に集めることでわたしたちだけでは行うことができないほどの支援を実現することができました。

プライスターは2022年8月現在で、約10,000名様を超える方にご利用いただいています。

日本各地にお住まいのユーザー様との繋がりがあることで、どこかで大きな自然災害が発生したときには正確な情報を集め、そして、本当に必要とされているものを知り、最新の情報を発信し共有することで、わたしたちだけでは叶えられないことでも力をひとつに集めることで実現できると思っています。

わたしたち株式会社カプセルZは、Webサービスを運営する会社としてだけでなく、「プライスター」というサービスを介して人と人との繋がりを創り出し、プライスターに携わってくださった方の人生を変えたいとすら思っています。

今、この文章を読んでくださっているあなたが困っているときには、すぐに助けになれるように。そして、あなたが誰かを助けたいと思ったときには、一緒になって助けることができるように。

これからも、わたしたちに行えることを考え、ひとつずつ実現をさせていきたいと思っています。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。今後ともどうぞ、プライスターをよろしくお願いいたします。